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蓋をあけようと、決意したけれど
その蓋をつくったのも
しめたのも
あけたのも
決意したのも
沢木耕太郎は、長い旅をし、
鬼才の代名詞のもとになった、李白は永遠の若者になり、
中勘助は、銀の匙をつづった。
空如は、仏画の決心をし、
啄木は、いってしまい、
目が覚めたときに 想像しうる最高の一日を全うしよう
音は瞬間のいきものでしょうか
ならば瞬間を創造しうる最高の音で満たしたい
武満徹の言葉を反芻してみる。
「わたしたちの生きている世界には沈黙と無限の音がある。私は自分の手でその音をきざんで苦しい一つの音を得たいと思う。そして、それは沈黙と測りあえるほどに強いものでなければならない。」
たとえば、
資源になりたいと、おもう
それがどんな素朴なものでも
たとえば、
そんなことを、おもう
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